クリーンルームで過ごす
クリーンルームとはなにか
クリーンルームとは、空気中の浮遊している微生物などが限定されて空間の清浄度が厳しく管理されその空間には不純物やごみを持ち込まないようにする空間のことです。
もっとわかりやすくまとめてしまうと、空気中のごみや細菌、浮遊微生物、温度、湿度、室圧など様々なものが管理された部屋のことです。
また、クリーンルームの中の空間は温度と湿度を快適な状態にして、さらに外部からごみが進入しないようにする必要があります。
この空間では守らなければならないことが4つあります。
それは、異物を持ち込んではいけない。
発生させてはならない。
堆積させてはならない。
万が一異物が進入した場合排除するという原則があります。
クリーンルームの使用する用途は工業製品を生産する空間と食品加工や医療分野など衛生面を気にする二つに分けられます。
共通している点はどちらも高性能のエアフィルターを用いているため部屋の空気をきれいにするということです。
また、業界の目的や生産するものによって清浄度は決まっています。
仕事の種類によっては通常の状態では存在しないぐらい清浄な空間が求められることがあります。
その環境を作り出すことがクリーンルームの役目であります。
クリーンルーム内が暑いなら通気性の良い服で対策
クリーンルームは食品製造や精密機械を作る現場で利用される、無菌の環境を実現させる室内です。
高品質を目指す場合には欠かせないものであり、多くの企業が製造現場において取り入れています。
作業者がクリーンルームに入室する際には、エアシャワーと呼ばれる風を全身に浴びてほこりやゴミを体から取り除く装置を利用するのが一般的です。
クリーンルーム内は独特の雰囲気がありますし、マスクを着用する機会も多いので、人によっては息苦しさを感じたり、暑いと感じたりする人もいます。
軽い素材の服を着用したり、通気性の良いものを着用するなどの工夫を施し、息苦しさや暑いと感じることへの対策を講じるようにしましょう。
実際にはクリーンルームの中は清潔であり、空気も澄んでいます。
室温も一定に保たれていますので、息苦しさ、暑さを感じることは身体的な部分ではなく、精神的な部分が多くを占めます。
過ごしやすい服を着用することは物理的にも良いですし、精神面にも良い作用を与えますが、最も大事なのは室内は過ごしやすい環境であるということを自分にしっかりと認識させることです。
そこをしっかり認識できれば、必要以上に息苦しさや暑いと感じることもなくなるはずです。
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2022/4/20 更新